第61章 働く
電話があった日から2週間後、
私は雇ってもらえる事となり
守を保育園に預ける日が来ました。
[登園初日]
玉木
「何故です!?
何故働きに行かれるのですか!?」
出勤の支度と守の保育園の準備をしていると
"初めて知った"玉木さんが感情的になっています。
「今日の今日まで相談しなかったのは...
ごめんなさい。でも...守の為なんです(^_^;)
見逃してくれませんか?」
玉木
「お金が無いのですか!?
それならば言って頂ければ、
五条家様からお支払いをして頂けますよ!?」
「お金は沢山あります、
悟さんから預かっているので...
違うんです、守を保育園に預けたいんです。
保育園は...働かなければ入れられないんです💦
病気とか育児が出来ない時なども入れられますが...」
守は居間に、
私達は廊下で言い合っています。
玉木
「守様を何故保育園に入れたいのですか?」
「ウチの周りに民家がまったくなくて、
子供達と遊ぶ機会がまったく無いんです💦
私や玉木さんや頭花さんと遊ぶだけでも
じゅうぶんだとは思うんですけど...」
玉木
「…ですがフルタイムをする必要は…」