第60章 車輪の唄〜伝言を添えて〜
俺は真上を見上げる。
頭花
「………」
(足と手を使えば逃げれそうだな。)
男
「なんで上を向いているんですか!!!!
絶望してるんですか!!💦
さっきの殺すって言ってたのは
厨二病発症しちゃった感じですか!!?」
頭花
「は!?ちっげぇーよ!!!
オッサン!俺のやること見て登ってこい!」
"スタッ!"
俺は守の上着を口で噛み持ち上げ、
フリーになった手足で建物と建物の壁を
よじ登りはじめた。
(守!起きてくれるなよ💦)
男
「アンタ化け物か!
俺に出来るわけないだろ!!」
下から、
オッサンの怒りの声が聞こえてくる。