第59章 車輪の唄
中年男性
「メリーさんの-フンフッフッフッフッフッフー♪」
"チャキチャキ✂️"
こちらに毛刈り器を見せつけてきます。
頭花
「お前まさか...腹貸し狩りのマトンか!?
やべーな!
!逃げるぞ!!!」
"ガシッ"
頭花さんは私の手を掴むと走り出した。
"カタカタカタカタカタカタカタカタッ"
(腹貸し狩りのマトン!?)
私達を追う為に中年男性は、
アンポンタンカーに座りながら地面を蹴り、
一生懸命私達を追いかけてきています。
頭花
「ハァハァハァ!!なんなん!アイツ!!!
なんでアンポンタンカーにこだわるんだよ!!
足で走れよ!!そっちの方が早いだろうよ!!」
「頭花さん!アドバイスはやめてください💦
良いんですよ💦
これで振り切れたら良いんです!💦」
〈メリーさんのマトン...フンフンフンフンッーー♪
段々と鼻歌が私達から遠ざかっていきます。
頭花
「おしっ!このまま、
住宅街に向かうぞ!!」
「え?家に帰らないんですか!?💦」
頭花
「ばっかやろう!!
今家に帰ったら家バレするだろうよ!ハァハァハァ
ほらっ!頑張って走れ!!」
「( ;´Д`)はぁはぁはぁ...」
(そっか家バレしちゃうかもしれないわ💦)
私は大人しく、
頭花さんについていきます。