第9章 あれ、いつのまにか3時??(((
『ぁ、瑠奈さ、なんかしんみり系とか青春系とか夜に合う曲とか歌えない?』
『え、?』
『いや、もうそろそろみんな眠くなってきたじゃん、?これで瑠奈の歌声聞いたらみんな気持ちよく寝れると思うんだよね、後素直に私が聞きたい。』
『ん~華の頼みならいいけど…』
『ありゃと~』
『じゃぁ最初は青と夏、二曲目が怪獣の花唄と、三曲目は華とデュエットで点描の唄で、四曲目がこれからがんばるということでケセラセラ、最後に睡眠的に晩餐歌とか?』
『めちいいね!』
『じゃぁアカペラマイクなしでどぞ~』
『え、さすがにマイクなしはキツイんじゃない?』
華が笑いながら言う。
『いやwだれにいってんの?この、瑠奈だよ?』
『いや、でも…』
凛が心配そうに聞く。
私は凛に大丈夫と言ってそばにおいてあったお茶(多分華の)を飲み干す。
ライトを薄暗くしそれなりの雰囲気を出して口を開いた。
二曲目を歌い終わると隣の華が私の手に華の手を重ねてこちらを見る。
あぁ、やっぱり華は可愛くて綺麗で優しくて考えてることが同じで大好きな親友だな、そう思いながら2人で口を開けた。
歌い終わるといつのまにか華と向かい合っていた。
え、恥ず
そう思いながらまたジュースを注ぎ口へ運ぶ。
少し一息つくと、私は再び歌い出す。
四曲目を歌い終わると隣の華はうとうとしながらもにこやかにいつも通り綺麗だねと言ってくれた。
その他のみんなはうん、寝ている。凛は膝で寝てる雷に頭を撫でていたのか頭に手を乗せたまま座って寝てるし、星斗と棗はお互いよりかかって寝息を立ててる。
私と華はスマホで四人を写真とってから((((部屋に仕切りをつけ、星斗と凛だけ起こして部屋へ相方を運び寝るようにと伝えた。
いやまぁ絵になってたなぁ、とか思いながら残っていたお菓子をつまみながらスマホをいじっていて思う。
いやだってさ?!
起こした時絶対二人とも眠いはずなのに相方をお姫様抱っこで運んで部屋行ったんだよ?!
しかも凛は雷の事そのまま自室へ連れてったし。
防音なのかな、この仕切り…とか少し失礼な想像をしてしまう((((
もう4時か、そう思いベッドの布団を被り私は眠りについた。
あ、翌日の朝棗と星斗の2人は腹痛に追われたとか追われてないとか。