• テキストサイズ

酸化した世界で君と詠う

第15章 新たな敵


「太宰さんに迷惑をかける訳には__んっ!?」

太宰に口づけられ、琴華はお姫様抱っこされた

「わわっ……」

「だ、太宰さん!?」

「ということでじゃあね、敦く〜ん」

「えぇ……」













場所は変わり太宰の部屋

「あ、あの〜そろそろおろしてもらえると……」

「嗚呼、ごめんごめん……それより琴華、本当は大丈夫なのではないのだろう?」

「大丈夫……と言いたいけど大丈夫じゃなさそうだな、太宰さんを誤魔化すのは無理そう」

苦笑いをする琴華

「まぁ、無理もないね……森さんに会ってどうだったかい?」

「怖かった……私はマフィアを抜けた身、殺されるのかと思っていた」
 
「そんなことはさせない、私が琴華に降りかかる災いを払ってあげよう」

「頼もしいね、ありがとう」

「寝るまで添い寝でもするよ」

「お願いします……」

太宰はまた琴華に口づけをして2人は抱き合った
やがて琴華は眠りに落ちた

「守ってみせるよ、あの人に誓ってしまったからね……それに君を見ていると何だか私まで安らぐ」


ぼそりと呟いた後、太宰は手を伸ばすと、琴華の髪をさらりと自分の指を絡めた
やがて太宰は眠りに落ちた
/ 263ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp