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酸化した世界で君と詠う
第8章 両親の正体
「森さん、私の両親について教えてください」
「突然だねぇ、私は君のお母さんしか知らないのだよ……それでもいいなら教えてあげよう」
「といっても私もあまり良く知らないのだよね、君のお母さん__琴葉君は先代首領に仕えていたからね」
「それでもいいです」
「さてと、どこから話そうか……」
過去を思い出すように森は目を瞑り、上を向いた
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