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酸化した世界で君と詠う

第2章 全ての始まり




幼い頃、私は不思議な夢を見た…私と同じ髪色の女の人だった
ピンク色の着物を着ていて白い花の髪飾りをつけていた
一瞬お母さんかなと思ったけど写真すら見たことがないから断言出来なかった
あの夢を見た後、私はふと思い出すように机の引き出しの中にあるものを取り出した
それは緑色のお守りだった、馬鹿げた話だけどその頃の私はあの夢に言っていたものはこのお守りだと勝手に思ってた…でも悪い夢とか見た後、あのお守りが光ってたような気がした、気休め程度にそれを握りながら寝ると心地良くて悪い夢を見ることがなくなった
お父さんに電話でお守りについて聞いてみると怒鳴られ、はぐらかされた
それから私はあの夢に出てきた女の人が言っていた通りに肌身離さず持っていた



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