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酸化した世界で君と詠う

第4章 初めての任務


「ぷはー、よく寝たな」

(結局、あれは本当なのかな……紅には万が一のときに呼べって言っていたけど、一応確認確認)

「えーと、呼び出すのってどうやるの?」

(肝心なところを聞きそびれた!!適当に言ってみるか)

「紅、出てきて〜」

少し経った後に紅が少しキレ気味な様子で出てきた

「お主、万が一のときどう言ったのであろう?」

「うわっ本当に出てきた…ごめんごめん、確認だよー」

「本来なら燃やそうと思ったのじゃが、お主は一応主だからのぅ」

「神ってこんなに物騒なんだね」

「なんだい?騒がしいね」

「えっ、太宰さん!?」

「久しいのぅ、太宰坊や、お主は変わらんのぅ」

「あれ、紅さん?変わらないなんて相変わらず酷いですね」

(太宰さんが普通に紅と話してる!!)

「知っているの?」

「まぁねところで琴華に聞きたいことがあるのだよ、琴華の異能力はなんだい?」

「紅が言うには四季ノ神らしいです、四季を支配する異能力で異能生命体としても使えるらしい」

「なるほど、あれも説明がつく」

太宰がぼそりと呟いたあとに

「今日は任務がある、君のね」

「私の?」

「ほら、働かざるもの食うべからずだよ」

「は〜い」

「紅さんは琴華の中に戻ってください、そして出来ればフォローをお願いします」

「わかったのじゃ」





朝食を食べ終わった後に琴華と太宰は任務先へ向かった
このとき、琴華が朝食のせいで気持ち悪かったことはまた別の話である

(料理は……次から私が作ろう……)

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