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酸化した世界で君と詠う

第27章 横浜事変 〜前夜〜


(難しい……でも神粋玲では倒せなかった、それで出来るとは思わない)

“あの女が言っていることが正しければ巫女の性質が変って攻撃が効かなかっただけだ、融合した場合、攻撃は通ると思う”

(玲夜はどう思う?)

“ここであの女を逃したら横浜は共食いと同様に何か起きる予感がする、なら今ここでやっておかないと被害は最小限に収まる”

(なるほど……なら、やるしかないよね)

“嗚呼”

琴華は陽香に向き直る

「私はあなたを倒す、横浜を守る為にも」

「へぇ」

笑みを浮かべる陽香

“唱えろ、“四季神打ち”とな”

「四季神打ち」 

琴華の周りに光が現れ、気づいたら琴華は鎌を持っていた

「まだそんな力が残っていたのですね」

“頑張れ、琴華”

「……」

(10分以内に倒してやる)

「大黒天」

琴華は無数の黒い光線を放つ

「くっ……」

陽香は顔を歪めながら防御をする
琴華は鎌を回しながら突っ込む

「……」

陽香が姿を消す

(姿を消した……)

「無限黒砲」

無数の黒い球体を飛ばす

「当たっていませんよ」

陽香は琴華の背中に回り込んで刺す

(ここで倒れるわけにはいかない)

「____か?」

琴華は何かを言う

「小さくて聞こえないですね」

「私の背中で満足かと聞いている!!」

陽香の体を鎌で斬り、陽香は琴華の目を少し斬った

「たかが異能生命体が殺されただけで何をそんなに……」

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