第27章 横浜事変 〜前夜〜
琴華と太宰は以前燈夜が居た公園とは別の公園に居た
「横浜は……いつも綺麗だね」
「急にどうしたのだい?」
「いや、単純に思っただけ」
話していると女性が出てきた
「琴華様……」
その女性は微笑む
「陽香さん!?今まで何処に行っていたのですか!!」
「家政婦だった人かい?」
「うん」
(なんだろう……陽香さん、昔と雰囲気が違う……それに何この気配?嫌な感じがする)
「琴華様……お久しぶりですね、突然いなくなってすみません、やりたいことが見つかったので」
「そうなんですか……一言言ってくれればよかったのに」
「あの……琴華様、そちらの男性は?」
「この方は太宰さん、私の……彼氏です」
「どうも」
「素敵な殿方ですね!おめでとうございます、私は星野陽香と申します」
「ありがとう、では陽香さんと呼ばせて貰おう」
「そうしていただけるとありがたいです」
「もうそろそろ仕事の時間ですので私はここで………琴華様、また会えるといいですね」
「そうですね」
陽香が立ち去り、二人は探偵社の寮に戻った
「ぷはーー眠い……」
「私も眠くなってきたよ、そろそろ寝ようか……おやすみ琴華」
「おやすみ〜」
太宰と琴華は一緒の布団で寝た、琴華は疲れていたのかすぐに寝てしまい、夢を見た