第26章 出会い
琴華は仕事帰りなのか少し疲れた様子
(はぁ……共食いの後処理が大変、色々と疲れたな〜)
琴華はそんなことを思いながら歩いていると不意に
(最悪、つけられてる、数は……ざっと10人以上はいそうだな)
「ねぇ、そこにいるんでしょ?出てきたほうが身の為だよ」
何も出てこない
「はぁ……冬式、氷弾」
琴華は気配のする方に軽く異能をぶつける
「全然気配が隠しきれていないのにそれでよく私をつけられたね」
(疲れているから鈍くなったな)
物陰からフードを被った男達が出てくる
顔を見ようとしたがフードを深く被っている為見えなかった
「目的は何?巫女の力?敵討ち?」
(お母さん絡みの目的もありそう……)
集団の中から一人の男が出てきた
「敵討ち以外の全部」
(強欲すぎでしょ、めんどくさ)
「えーと、あなた達は私をどうしたいの?」
「我々と一緒に来てもらう……月詠の巫女」
(行く訳ないでしょ、普通に考えて)
「はーい、そこまで〜」