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酸化した世界で君と詠う

第23章 共食いの災い


無線機から声がする

「探偵社社長の病室前に護衛の異能者を確認………元準幹部の月詠琴華です」

「琴華か……」

中也はぼそりと呟いた

「ほ、報告!月詠だけではありません!長身の男、虎の異能者……探偵社のほぼ全主力が病室を護衛しています!」

「何!?こっちも対抗する!包囲役の芥川と黒蜥蜴をこっちに寄越せ!」

中也は病室の前に向かった
芥川、黒蜥蜴が揃う
武装探偵社とポートマフィアは向かい合わせになる

「順番に戦るか、それとも全員一度に戦るか……俺はどっちでもいいぜ」

「どっちもしない」

潤一郎を除く、探偵社員全員の姿が消える

「賢治君が壁を抜いて社長を運び出した、今頃社長も社員も病院を゙抜け出している」

「命を捨てて囮となったか」

「命は捨ててない」

潤一郎は両手を上げて、降伏するようにした


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