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酸化した世界で君と詠う

第22章 魔人の策略


「社長が襲われたって本当ですか!?」

敦は混乱した様子で国木田に聞いた

「ああ、一命は取り留めたが謎の症状で意識不明……与謝野女医と琴華でも治せんらしい」

敦と国木田が話しているところに聞き込みに行った太宰が帰ってきた

「聞き込みをしてきたよ、ここ最近似た暗殺事件が頻発しているね、路地裏で異能者が夜襲を受けてる……既に何人か死者も出てるらしい」

「犯人の特徴は?」

「正体不明の異能を使う事と仮面を被っている事だけ」

「“仮面の暗殺者”……ね」

琴華は話を聞いていたようでぼそりと呟くように言いながら部屋に入って来た

「おや琴華、終わったのかい?」

「ある程度はね」

「話は戻すけど、尤も私達が走り回る前に犯人は死ぬかも知れないけどね」


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