第21章 喫茶処
「ば、バカな……この隠れ家を見つけられるはずが__」
ボスらしき男が驚いていた
「琴華が10秒で割り出したよ」
ドヤ顔をする琴華
「か、監視カメラは!武装した見張りは!?」
「君達にはお礼を言わないと……おかげでやる気が出た」
太宰がやる気があるような声で言った
「まだだ!電話一本でここいらの凶悪犯罪者が何十人と押し寄せ__」
男は電話をかけるが裏切られ、情けない声で“あ、、、”と言った
「アンタ指の爪を剥ぐんだって?」
与謝野が男の肩を掴む
男はこの世の終わりみたいな顔をする
「太宰さん、残りは私がやってもいいよね?」
琴華は顔がにこりとしているが殺気を放つ
「嗚呼」
琴華は別の男に近づく
「頼む!何でもするから命だけは__」
「命は助ける」
男が目を輝かせる
「あ、でもとりあえず一回死んで」
冷気を放ちながら言う
その後、男の叫び声が聞こえた