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酸化した世界で君と詠う

第2章 全ての始まり


そして私と太宰さんはポートマフィアが拠点としてやっている場所に居た

「此処から先は首領が居るところだよ、失礼のないようにして呉れ給え」

「はい……」

(うわーん、何か怖い……首領って何か怖いイメージがあるんだよね)

太宰がドアにノックをすると中から声がした

「入り給え」

「失礼します、森さん」

太宰が入ると続けて琴華も入った

「話は太宰くんから聞いたよ、君が私達の敵を殺したとね」

「は、はい…」

「そう怯えなくともいいのだよ、此処には私と太宰君しかいないのだから」

「善処します」

(なんかイメージと違う人だな)

「私は森鴎外、君の名前を聞いてもいいかな?」

「月詠琴華です」

「へぇ〜君が__」

「あの、太宰さんも私の名前を聞いたときに驚いていたようですけど何かあるんですか?」

「いや、何でもないよ、いつか君にも教えよう」

「ところで太宰君、君が連れて来たと言うことは入るのだね、琴華ちゃん」

「はい、本人にも強い意志があります」

「琴華ちゃんの世話は太宰君にお願いするよ、君もいいね?」

「はい」

「それなら……」

森が何か言いかけたとき、この場に相応しくない幼女の声が聞こえた

「リ・ン・タ・ロ・ウ、リンタロウ!!」

全速力で少女が走って、森の前で何か文句を言っているようだった


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