第12章 クリスマス【お泊まり】✳︎威土冬也
バンッ
明結がソッとドアを閉めていくから、大きな音を出して無理矢理ドアを開け、明結を押し倒す
明結『いっーーつ、痛い!何!きゅ、う、、に、』
頭を抑えてた明結だけど僕の顔をみて少し怯えた顔になった
冬「可愛いよ、明結。怯えた顔も泣いた顔も、もちろん笑った顔も、、」
明結『んっ!』
軽いキスを何度も何度も繰り返すうちに明結の目がトロンとしてきた
痛みで潤んでいた目、今度は違う意味で潤んでいる
短いスカートから覗く白く雪のような肌
赤と赤に挟まれたそれなりに肉付きのよりお腹
紅く火照った頬
全てが僕の心を明結で染めていく
冬「、、はぁ。明結は”ツキミ”みたいだね」
明結『っん、、ツキミ?』
冬「そう、”ツキミ”」
僕を明結しか見えなくして
明結だけを求めてさせる
”猛毒”
薬物のような明結。
僕はもう、明結から離れられない
部屋の隅で季節外れの桃の花が揺れていた
✳︎END✳︎