第11章 やっと会えた（過去編）✳︎寺本俊

母「あなたが叱ってくださいよ！」

父「何を言ってるんだ！それは母親の役目だろ！」


一階から聞こえるのはいつもの怒鳴り声

朝から晩まであんなに喧嘩してよく飽きないよな

そう思いながら楽しくもない学校へ向かう


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キーーンコーーンカーーンコーーン

全授業をサボるのは最近ではあたりまえのようになってきた

いつもと同じ屋上のベンチの上に寝転ぶ

黒いカラスかま空をとぶ


俊「お前は自由でいいな、、、」


1羽だったカラスが他のカラスと一緒にどこか遠くへ飛んでいく

俊「俺も、、、どこか遠くへ、、、」


ガンッ！

俊「っ！！」

いつの間にか寝てたらしく大きな音に驚いて飛び起きた

何が起こってるのか気になり音のした方へ向かった


「ねぇ、あんたって泣かないんでしょ？」

ガンッ！

そこには腹を蹴られてうずくまる無表情の女と

いじめてる女5人

1対5のいじめか、、、、こえーな。。、