第8章 狂いそうになる✴︎威土冬也
明結『ふわぁぁぁ!!なんで!?なんで今、このタイミングで降ってくるかな⁉︎』
冬「叫んでないで僕の家まで急いで!!てか、明結遅い!」
明結『これでも女子の中では早い方だ!!』
僕たちは雨の中走っていた。
原因は明結だ。
珍しく僕の部活が休みだったから明結と一緒に帰れた
雨が降りそうだから急いで帰ろうと言ったのに。
ゲームセンターへ寄り道したり、コンビニに寄り道したり、アイス屋さんに寄り道したり……
そうしてるうちに雨が降ってきて今に至る
全部明結のせいだよ…あぁ、イライラするなぁ……
冬「はぁ、明結が寄り道なんてしなかったらこんな事には……」ボソッ
イライラしている僕は明結なんて気にせずに走っていた
「ついてこれてる」
かってにそう判断した
……もっと落ち着いて行動すれば良かった。
そう思ったのはその数分後の事。。。