第5章 充電✳︎威土誠也
明結『ここがね、こーなるの。それはわかる?』
誠「んー。おっ!わかる!」
明結『あー。こっちの教え方の方がやっぱりよかったか……』
誠「じゃあ、これは……こうか?」
明結『………合ってる。』
誠「マジで⁉︎よっしゃ‼︎」
てか、俺が答えあってただけでそんなに驚くなよ……
明結は昨日と教え方を変えたらしい。
でも、そのおかげで問題が簡単になった気がする
誠「何か、今日はスラスラ解けるぞ…」
明結『え、ほんとだ何でだろ?』
誠「さぁな」
俺が問題を解いてる左横で明結は頭にハテナマークを浮かべてる
ついつい触れたくなってそっと左手を伸ばした
バシッ
誠「痛っ!」
冬也のハリセンが飛んできた……
そーいや、居てたな。
見張り役でこの部屋に居てたな。
すっかり忘れてた。
冬「誠也?その手はどこにいく予定だったの
?」
誠「いや、別に……」
明結『まぁまぁ、喧嘩しても勉強進まないしね?』
冬「そうだね。誠也、勉強しようか」
誠「……おう」
こんな地獄の日々が約一ヶ月続きテスト当日