第3章 烏養繋心 秘密の恋人
繋心side
「力抜いて‥ゆっくり深呼吸してるんだぞ‥?」
『はいっ‥』
「いくぞ‥」
左手で昂ぶりを握りながらグッと体重をかける
『〜っ!!』
ぬぷりと俺の先端を飲み込んで白鷺が息を呑む
「やっべぇ‥先っぽだけでこれかっ‥」
くちゅ‥くちゅ‥と先端だけを挿れたり出したりを繰り返すとその度に身体がぴくんっと反応してくれる
『んぁっ‥あったかいのっ‥きもちっ‥』
割れ目の上をぬるぬると先端で撫で付けてから
またぬぷりと沈めていく
あったかくて
絡みついてくるナカがとんでもなく気持ちいい‥
これ以上進めると止まれなくなりそうだから腰の動きを止めて白鷺のナカから自身を引き抜く
『んっ‥?繋心っ‥?』
潤んだ瞳で強請られるように見上げられて心臓がドキッとする
「そんな顔で見んなっ‥このまま最後までやりたくなっちまうだろっ‥確かここに‥」
ベッドの横の引き出しに手を伸ばして四角の小さな袋を取り出す
まさかこんな日が来るとは夢にも思わなかったが
町内会の奴らにいざって時の為に持っとけって言われてここに入れてたんだよな‥
封を切って中身を取り出して
薄い膜を被せていく
『それ‥なんですか‥?』
「そうか‥これも知らねーのか‥」
根元までしっかりと覆い被せてから
また白鷺の入り口にそっとあてがう
「これは‥ゴムっつって‥まぁ妊娠しない為につけるもんだな」
『っ!!』
グッと腰に力を入れてもう一度とろとろに蕩けた蜜壺に自身を沈めていく
「ほっそい腰だな‥壊れちまいそうっ‥」
細くくびれた腰を両手で掴んでゆっくりとナカを押し進んでいく
『っ‥はっ‥はぁっ‥』
「キツいかっ‥?」
大きな目からまたポロポロと涙が溢れおちる
『ナカ‥いっぱいで‥キツいけどっ‥烏養さんと‥しあわせな気持ちっ‥っん』
眉間に眉を寄せながらも
いつものふにゃりとした顔で笑うから胸がギュッと締め付けられる
「っ‥!!そんな可愛い顔で‥そんな可愛い事言うなっ‥」
『んっ‥』
ピンク色をした唇に噛み付くように口付けをする
「止まってやれなくなんだろーが‥」
締め付けるナカにグッと体重をかけると白鷺の顔が一瞬痛みで歪む