第22章 木葉秋紀 初めての
木葉side
大きな胸の先についた淡いピンク色の小さな突起
触ったらいつもすぐにイッてしまう一番敏感な小さな突起
全てを同時に攻めてやるとびくりと大きく身体が跳ねて
さすがに気をとばしてしまったみたいだった
くたりと力がぬけてうつ伏せになった身体を抱き寄せて
腕の中に納める
また天使みたいな寝顔してすやすやと眠ってるけど
まさか初めてで挿入まで出来るとは思わずびっくりした
「マジで俺んとこきてくれて良かった‥」
今日みたいに隙あらば他の男に狙われる花澄ちゃんだから
こんなエッチな姿知ってるのが俺だけだと思うとひどく興奮する
「それにしてもモテすぎだっつの‥俺が卒業してからが心配だわ」
3年生の俺は
この大会が終わると引退してしまうし
春になると卒業してしまう
「稼げるようになったらすぐに結婚しよ‥」
それまで気が気じゃねーけど
仕方ない
すやすやと眠る可愛い彼女の頭を撫でていると花澄ちゃんの携帯がぴこぴこと音を立ててメールを受信する
「黒尾‥だと?写真‥?」
携帯を開いてメールを確認すると添付された写真
あまりにいろんな男から口説かれるから
心配だってゴネたら自由に携帯みていいよって笑ってた
「これ待ち受けにした」
添付されている写真を開くと近すぎる2人の距離
黒尾の赤いジャージを着た花澄ちゃんが肩を抱かれて
今にも顔がくっつきそうな程の距離でうつっている
「消去してやろうか‥このトサカヘッド‥っ」
ギリギリと携帯を握りしめているとゆっくりと目を開ける
『ど‥したの‥あき‥くん‥?』
まだ夢の中なのか
甘ったるい声が可愛いあだ名で俺を呼ぶ
「あきくんか‥それもイイな」
下の名前で呼ばれるのはやっぱなんか特別感あってテンションが上がる
「これからも花澄ちゃんの初めて全部俺にくれる?」
うとうととすぐに閉じそうになる瞼を優しくなぞる
『ん‥‥あげる‥』
ふにゃりと顔が綻んで
また夢の中へともどっていく
こうして俺はこれから花澄ちゃんの初めてを全て奪っていった