第22章 木葉秋紀 初めての
喉の奥に吐き出された白いモノに一瞬むせてしまうけれどもすぐにゴクリと呑み込むと
目の前の木葉先輩が目を見開いた
「なっ?!」
なんでもオールラウンダーにさらりとこなしてしまう先輩の少し焦った顔を初めて見て胸がキュンとする
私の上に覆い被さってにやりと笑う木葉先輩もとってもかっこいいけれど
気持ちよさそうに顔を赤くして
我慢しながらも漏れる低い声がとってもかっこよかった
「ほらっ‥吐き出して‥まずかったろ‥」
『先輩が気持ちよさそうで‥嬉しかったです‥』
なんだかとっても嬉しくなってふにゃりと顔が緩む
「っ‥散々煽ってくれて‥」
『っ!』
手首をリボンで縛られたままの先輩の腕の中に閉じ込められてぐいっと引き寄せられるとそのまま深い口付けをされる
『っ‥はぁ‥せんぱい‥』
「ん‥俺ちょっとトイレ行ってくるからこれ外してくんない?」
『はわっ‥!ごめんなさいっ!すぐに外します‥っ!』
ニヤりと笑う先輩の腕の中から抜け出して手首のリボンを外した途端に今度は木葉先輩が私をベッドに押し倒す
『先輩‥?おトイレにいくって‥』
「今度は俺の番ね」
『っ?!ま‥まだ私の番です‥っ』
今日はたくさん木葉先輩を気持ちよくしてあげたかったのに
気付けばすでにさっきまで先輩の手首を結んでいたリボンが私の両手首に結ばれている
『これっ‥外してくださいっ‥』
「ヤだね」
切れ長の目がさらにふっと細められる
かっこよくて
心臓がドキドキと騒ぎ出す
『もっと先輩に気持ち良くなって欲しかったのに‥』
「めちゃくちゃ気持ちよかった‥けどさ、俺はやっぱり花澄ちゃんの事イジメたい」
『っ‥!!』
露わになった下着を少しずらすと
ピンと先端を指先で弾かれる
「キスだけでこんなんなっちゃう花澄ちゃんがさ〜どこであんなエッロい事覚えてきたの?」
『ひゃっ‥そんな‥強くしたらっ‥!』
「フェラなんか俺させたこともないし、教えた事もないのになんでだろーなー?」
両方の胸の先を少しキツく摘まれてびくりと身体が跳ねる
『っ‥それ‥は‥っ』