第22章 木葉秋紀 初めての
木葉side
「えーっと‥花澄ちゃん‥?これは一体どういう‥?」
手首を制服のリボンで結ばれて
ベッドの上で寝転ぶ俺の上に花澄ちゃんが跨って
ベルトをカチャカチャと外そうとしている
『今日は私がっ‥木葉先輩の事気持ちよくしてあげたいんです‥!』
「っ‥待て待て‥落ち着け‥」
『がんばりますっ!』
「俺の話聞いてたっ?!」
俺の言葉も耳に届いていないのか
耳まで真っ赤に染めているくせに
たどたどしく俺のズボンを下げていく
「ちょっ‥心の準備がっ‥!」
俺からの猛アピールで花澄ちゃんと付き合いだして
もう半年くらいになるけど
まだ口でしてもらった事はなかった
してもらいたいと思った事はあるけど
花澄ちゃんを前にしたらそんな事よりも先に早く身体を重ねたくなるっつーか
攻められるより攻めたいっつーか?
散々気持ちよくさせて
涙で目を潤ませながら俺を強請る姿をみるのが好きだった
だからまさかこんないきなりされるとなるとドキドキしすぎてやべぇ‥
練習の疲れからついうとうとしてしまっていたらこんな状況になっていた
『失礼します‥』
「ちょっ‥まっ‥」
さらりと落ちる柔らかな髪を耳にかけながら
恥ずかしそうにゆっくりと俺のモノに手をかける
『あつい‥ですね‥』
下着越しに触れる手に俺の欲はとっくにカチカチになって
熱を持っていた
「ん‥っ‥あんま触ったら‥っ」
興奮しすぎて身体がびくびくと反応する
触られるだけでイくとかカッコ悪すぎんだろ‥
『ごめんなさいっ‥触るよりもやっぱりこっちですよね‥っ』
「ーっ!!」
何を勘違いしたのか下着を下げると
そのまま顔が近付いてきて
「っ‥ま‥っ‥花澄ちゃん‥っ」
ぱくりと小さな口の中に俺の先端を咥える
つーか‥一体どこでこんな事覚えてきた?
「くっ‥やべぇ‥っ‥」
細い指が俺のモノを撫でながら
狭い口内が熱くて
ねっとりと絡みついてくる舌がめちゃくちゃ気持ちいい
『ん‥っ‥』
漏れる吐息に上気する顔