第21章 赤葦京治 僕の先輩
赤葦side
柔らかな髪をゆっくりと撫でる
上気した頬
耳まで真っ赤に染めながらも俺に身を委ねてくれてるみたいで
少し恥ずかしそうに脚をすり寄せている
「可愛い‥」
透き通りそうな白い肌に純白の下着
ふわふわと柔らかそうな胸の谷間
今にも下着からこぼれ落ちてしまいそうな程に大きかった
想像通りというか
下着だけを身に付けた先輩の姿はあまりに綺麗で
俺の理性をぐちゃぐちゃにしてしまう程に魅力的だった
『んんっ‥‥』
逸る気持ちを抑えつつも
もう一度柔らかな唇を奪って
今度はゆっくりと舌を割り入れると可愛らしい声がもれた
戸惑うように逃げようとする舌を絡め取って口内を蹂躙するようにキスをすると小さく跳ねる肩
吐息がどんどんと甘くなっていくのが分かる
嬉しくて夢中でキスを繰り返していると
恥ずかしさに耐えきれなくなったのかキュッと目を瞑ってしまう
「先輩‥目閉じないでください」
『んむっ‥』
両手で顔を抑えたままさらに深く口付けを交わすと大きな目がゆっくりと開いて少し潤んだ瞳で見つめられる
「そう‥ちゃんと俺を見てください‥」
『ふっ‥ぅ‥っ‥』
キスを交わす度にぴくんと揺れる身体
だんだんと目尻がさがってきて
とろんとした熱のこもった瞳が俺の目を捉える
いつもあんなに可憐で可愛い先輩の
こんなにも淫らで欲情的な姿を前にして俺の欲がどうしようもなく反応してしまう
「っ‥はぁ‥好き‥です‥先輩‥っ」
『んぅっ‥わた‥しも‥っ‥』
くちゅり‥くちゅりと音がして
互いの唾液が混ざり合う
熱くて‥溶けそうで
口内の全てが性感帯になったのかと思うほど気持ちが良い
好きな人とのキスはおかしくなるほどに気持ちが良いものなのだとこの日初めて思い知った
口付けを深く交わしたまま
ゆっくりと綺麗な背中にも手を這わせていく
すべすべで触り心地の良い肌
そのままふんわりと膨らんだ胸にも手を滑らせる
またぴくりと跳ねる身体
もっと可愛い反応が見たくてやわやわと胸を優しく弄ぶ
柔らかくて
滑らかで
こんなにも先輩の身体は柔らかいのかと驚く程だった