第19章 月島蛍　分からせたい

月島side


いつもならベッドに寝転んだまま
愛撫しているけど


この体勢だと花澄さんの気持ち良さそうに歪む顔がよくみえて感情がさらに高まっていく



上から見下ろして
まさに僕だけのモノにしているような

支配しているような感覚に興奮が抑えられない



指をゆっくりと引き抜いて
愛液で濡れたそこを指で開く




まるで僕のモノを強請るようにひくひくとしている


いまだ固さを保ったままの欲の塊をあてがって
ゆっくりと体重をかけていく



掴んだ白い太腿にはさっき残した紅がはっきりと浮かびあがる




上から下へ

勢いをつけて腰を動かす度に息をのんで身体がびくっと反応する





身体が柔らかい花澄さんの目の前でわざとゆるゆると挿入しているところを見せつける




「僕のが花澄さんに入ってるところよく見える？」




『っ‥る‥』



「花澄さんは僕だけのものなんだから‥僕以外の前であんな格好したらダメだって分かった？」



『んっ‥ぁっ‥！！』




息継ぎもうまく出来ずに必死で僕のものを受け入れながら
こくこくと頷くその顔は
すでに限界を超えそうなほど真っ赤になって

熱のこもった大きな目が虚になっている



この体勢も負担が大きいだろうし
そろそろ花澄さんも限界かな？




僕もそろそろ限界っぽいけど




このあられも無い格好をした花澄さんと


熱くてぐちゃぐちゃと絡みつくナカが気持ちよくて
一気に絶頂に向けて腰を落とす



『っ！ぁっ！‥ゃっ‥！すご‥っ』




「っ‥イ‥くっ」




『〜っ！！』




びくんっとさらに大きく跳ねる身体から
ギリギリのところで自身を引き抜くとニーハイソックスと太腿に僕の白い欲が飛び散った



みんなに見られていた花澄さんの身体を
自分だけのものに染め上げたような気がしてゾクリとして無意識に口角が上がる



ゆっくりと身体を元に戻して
そのままくるりと反転させる




『ふぇ‥っ？けい‥くん‥？』




自由に動けずに拘束されていた身体を
やっと解放されたと思っていた花澄さんがとろりとした目のまま不思議そうに見上げてくる




「もう少しだけ、付き合ってくれますよね？」