第17章 夜久衛輔 攻めの姿勢
夜久side
『夜久君っ‥恥ずかしい‥』
お互いにお風呂も終えて
ベッドの上
寝転ぶ俺の上に跨るようにして座る花澄
「今日は俺が動けないから‥頑張って?」
『っ‥』
これ以上ないくらいに顔を真っ赤にしながら
ゆっくりとパジャマとして着ていた俺の体操服に手を伸ばす
『電気消すのもだめ‥?』
「だーめ!」
遡ること数分前
足に湿布と包帯を巻いてもらった後
心配そうに顔を覗き込んできて
『夜久くんが元気になれるように出来ることならなんでもするから言ってね!』
なんて可愛いこと言うから少し意地悪したくなった
『目つむっててね』
「今だけな」
うっすらと目を開けながら見ていると
おずおずと服を脱いでいく
こんなに華奢な身体のどこからそんなお肉集めてきたの?ってくらい
そこだけ大きく育った豊満な胸
「真っ白で綺麗だな」
くびれた腰を指先でつぅ‥となぞるとぴくりと身体が揺れる
『まだ目あけちゃだめだよ‥っ』
「もう服脱げたからいいでしょ?」
下着だけを身につけた身体を下から見るのは圧巻だった
恥ずかしがり屋の花澄が上に乗ってくれるなんて初めての事だから
俺の欲もすぐに反応してしまう
『っ‥』
薄いショーツ越しに触れる俺の欲に花澄の頬がさらにピンクに染まる
「早く欲しい?」
恥ずかしそうにうるりと揺れる瞳の奥をじっと見つめると観念したようにこくりと小さく頷いた
「じゃあ‥自分で触ってみて?」
『っ?!じぶん‥で?』
「そう‥自分で。俺がいつもしてあげてるみたいに」
『わかんないっ‥』
助けを求めるように下げた眉
今にも泣き出しそうに涙で潤んだ目
困った顔まで可愛い俺の彼女
「両手で胸触ってみて?」
『っ‥夜久くんはこれで元気でるの‥?』
戸惑いながら小さな手を胸まで動かしていく
「もちろん」
にっこりと見上げると観念したようにギュッと目を瞑って大きな胸にぎこちなく両手を添える
『こ‥こうかな‥?』
柔らかな胸が形を変えて谷間がさらに強調される