第16章 宮治 体育館倉庫 閉じ込め
治side
食べれば食べる程お腹がすくみたいな感覚で
花澄の事を抱けば抱く程にもっと欲しくなる
熱くなった身体の熱をすこしでも冷ます為にシャツも全部ぬぎさって
必死に俺にしがみつく身体を抱きしめる
もう力なんか入らへんほどくたくたになってるのに
花澄のナカはもっとくれって言うみたいに俺のもんを締め付ける
「暑いか‥?」
最奥まで俺のモンを挿れたままぴたりと止まると
とろりと蕩けた瞳と目があった
『んっ‥す‥ごい‥あつ‥』
「脱がしたるから‥あとちょっと頑張ろうな」
『っ‥ありがと‥』
がんばらせてる張本人にお礼を言うて
ふにゃりと微笑む
そんな可愛すぎる彼女のニットとシャツを脱がせて
ギュッと抱きしめる
柔らかい肌
こんなに汗かいてるのにふんわりと甘い香りがする首筋に痕を残す
「好きやで‥っ」
『んっ‥わ‥たしもっ‥治‥すき‥っ』
触れ合う素肌にさらに気持ちが昂って
一気に絶頂に向けて腰のスピードを早める
「っ‥イくっ‥」
グッと奥に俺の昂ぶりを挿入したまま花澄を抱きしめると
びくんっと跳ねる身体
同時に絶頂を迎えてくたりと力の抜けた花澄が俺の肩に頭を預ける
「汗が冷えたらまた寒なるから‥ちょっとだけこうしたら服着せたろな」
まだ繋がっときたくて
そのまま熱い身体を抱きしめる
『ん‥』
はぁはぁと呼吸が乱れたまま
ゆっくりと目を閉じたみたいで
身体から完全に力が抜けたのが分かる
そのまま余韻に浸った後
力尽きて寝てしもた花澄の身体をタオルで拭いて
シャツのボタンをしめとるとガンガンと騒がしく扉を叩く音が聞こえてくる
「絶対ツムやん‥何も喋らんでもやかましいな‥」
脱ぎ捨てていた自分のシャツも拾って
花澄を抱き上げる
「おーい!!花澄?!サム?!おるか?!」
双子の片割れの焦った声が聞こえてきて扉の近くまで歩いていく
「そんな大声ださんでも聞こえとる」
「サム!やっぱりここやったか!北さーん!ここにおりましたー!」
ドアの外で大声を出すツム