第16章 宮治　体育館倉庫　閉じ込め

「ここ‥かたなっとる‥気持ち良かったん？」


優しい声で聞いてくる治



『っ‥だって‥』




恥ずかしくて声を詰まらせると
そんな事もお見通しのようでにこにこと微笑みながらそのまま胸の先を弄ばれる



「じゃあもっと気持ち良くしたるわ‥ちょっとひやっとするけど我慢してな？」



『おさむっ‥まって‥っ』



くるりと私の身体を反転させて

治と向き合うように座ると




制服のニットとブラウスを上に捲り上げられて
そのまま私のブラを少し下げる



ひんやりとした外気に身体が一瞬冷えるけれども
すぐに治の熱い舌が胸の先を舐めて


恥ずかしさと
気持ちよさで身体がじんじんと熱を持ち始める




「身体‥もうあったかなってきたな‥ふわふわのおっぱい可愛い‥」



『っ‥これじゃ‥治がっ‥さむいまま‥』



ねっとりとした舌の動きにビクビクと身体を震わせると
上気した顔で見つめられる




「俺の顔見て‥花澄とこんなところに閉じ込められて‥いつも他の奴らも使うこの体育倉庫でこんなことして‥めっちゃ興奮して熱くなってんの分かる？」



『わかっ‥ん‥』



胸の先から舌が離れると


また唇に舌が割り入れられて
くちゅくちゅと口内の隅々まで治に味われているみたいだった



試合中もどこか侑より落ち着いていて


気付けばご飯の事考えてて



少しぼーっとしているような治だけど



今の治の目は熱がこもっていて


口にしなくても


私が欲しいと言っているみたいだった



『っ‥』




「ほんまかわええ‥」




キスを繰り返すうちに
おしりのあたりに感じていた治の熱い塊がさらに固くなって押し付けられる



『はぁっ‥はぁ‥』




「はっ‥はぁっ‥」





お互いの熱で

いつの間にか寒さなんか忘れて



熱い吐息がこぼれ落ちる



「ここ‥触ってええか？」




『っ！』




スカートの中に治の手が滑り込んできて

すでに濡れてしまっているショーツを長い指でなぞる




「こんなに濡れてるってことは‥いいってことやんな？」



にやりと笑う
有無を言わさないような治の顔に
小さく頷くと

太い指がゆっくりと入ってくる



「俺のも触ってくれるか‥？」




大きな手でそっと治の熱に導かれる