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ハイキュー 裏短編集 【R18】

第12章 黒尾✖️研磨 おさななじみ


『っ‥』



喉の奥に感じる少し苦い何かをごくりと飲み込むと
研磨の細い目がパッと見開かれる




それと同時に鉄朗のモノが私のナカから出て行って
ふるりと身体を震わせた




「ねぇっ!飲み込んだの?大丈夫っ?!」




珍しく慌てた様子の研磨が少しおかしくなってふふっと笑ってしまう




「何笑ってるの‥水持ってくるから待ってて‥」




ベッドに力無く寝転ぶ私の頭を優しく撫でて

研磨が水をとりに行ってくれる




小さな頃からうちに遊びに来ている2人は
私の家の事も自分の家のように把握している





「研磨に負けたくなくてちょっと意地になっちゃったわ‥大丈夫か?」




ベッドの横に腰掛けて
心配そうに私の顔を覗き込む





『ん‥‥だいじょう‥ぶ‥』




急激に瞼が重たくなって



襲いくる眠気



なんとか返事をすると鉄朗が私の横に寝転んでギュッと抱き締めてくれる





「俺‥花澄の事マジだから‥」





『鉄朗‥』




すっぽりと収まる鉄朗の胸の中が暖かい




気持ちが良くてゆっくりと目を閉じるとガチャリと扉の開く音がする




「お待たせ‥ってちょっと‥抜け駆けはずるいでしょ‥」





鉄朗の反対側に研磨が潜り込んできたと思うとグイッと研磨の方を向かされて唇を奪われる




『んっ‥‥‥はぁっ‥』





喉の奥に流し込まれる冷たい水の感触をごくりと飲み込む




「もう一回飲む?」




『んっ‥んむっ‥‥』





ベッド横に置いた水をもう一度口に含むと

また私の唇に口付けをしてゆっくりと水が流し込まれる


飲みきれなかった水が口の横から溢れて
それをぺろりと研磨が舐めてからニヤリと笑う





「それで‥どっちを選ぶか決めた‥?」




ジンジンと熱を持った身体がきゅんと疼く




研磨に抱き締められた身体を
反対側から抱き締めて鉄朗が耳元で囁く




「俺にするよね?」




『っ‥』




「花澄の初めてもらったのは俺でしょ‥?」



私を抱きしめる研磨の腕にさらに力がこもるのがわかる



『え‥えと‥‥』




「「どっち選ぶの?」」





研磨と鉄朗に迫られて言葉に詰まる




『〜っ!!』



「「どっち?!」」



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