第7章 及川徹 兄妹の秘密
及川side
最奥まで勢いをつけて一気に突いてやるときゅうっと俺のモノを締め付けて
ビクンッと花澄の身体が跳ねる
もう何度もイかされた身体は限界を超えて
ついに意識を飛ばしてしまったようだ
くたりと力の抜けた身体を抱きしめたまま
ゆるゆると腰を動かすと
花澄の愛液と俺がさっき吐き出した白濁した欲が混ざりあって
じゅぷじゅぷと音を立てる
「俺の事好きなんだったらこのまま俺のモノになって‥」
好きって言ってもらえた嬉しさと
岩ちゃんにも身体を許した事による苛立ちと嫉妬
いろんな感情が混ざり合う
「っ‥やっぱ気持ちいっ‥」
一つに繋がったそこはどろどろに溶け合って
身体の奥底から快楽が這い上がってきて一気に絶頂を迎える
花澄の一番奥まで俺のモノを挿れたまま花澄を抱きしめる
ドクドクと俺の欲が花澄の中に吐き出されていく
「こんな兄ちゃんでごめんな」
最後にもう一度触れるだけのキスをして
花澄のナカからゆっくりと俺の昂ぶりを引き抜いていく
俺のモノがでると同時に
ドロっと白い欲も溢れ出してくる
同時に満たされる心
暫く抱きしめた後
すやすやと眠る花澄にタオルケットをかけて枕元の携帯に手を伸ばす
プルルルル‥
「もしもし‥こんな遅くにどうした?」
「岩ちゃん‥俺岩ちゃんに謝んないといけない事がある‥」
電話口の向こうで岩ちゃんが溜め息を吐いたのが分かる
「はぁ‥大体何がいいてぇか分かるけど言ってみろクソ野郎」
「俺‥花澄に手出してる‥」
怒鳴られるかと思ったけど
また電話口からは大きな溜息が聞こえてくる
「だろうなぁ‥付き合った事ないって言ってたのにすんなり入るからおかしいと思ったんだよ‥この‥特大うんこ野郎っ!」
「特大うんこ?!」
「でも‥花澄ちゃんがお前に惹かれてんのも気付いてた‥から焦ってお試しでもいいからって半ば強引に付き合ってもらうように頼み込んだ」
「岩ちゃん‥」