第3章 占いは信じなくても当たる時は当たる・前 【星の砂⭐︎】
『……。』
どうしてだろう…さっきから隊士みんなの視線が何故か私に注目している
副長は申し訳なさそうに珍しく頭を抱えてるし
原田隊長は何故だか泣いてるし
山崎さんなんて白目剥いて気絶している始末。
「結衣…すまねェ」
『え…?』
副長の謝罪の言葉に私は頭にハテナを浮かべた
というか、そもそも何があってどうしてこんな状況になったんだっけ…?
思い出そうと過去の記憶を辿ってみるが、その記憶も今ではかなり薄れてきていてあまり詳しくは思い出すことが出来ない
でも確か…あれは今から2時間くらい前の出来事だったと思う…。