第1章 ドズルさんの場合

｢ね、花火見に行きたい！｣

🦍｢花火？｣

｢うん！　近くでやるんだって！　ほら、このチラシに書いてあって！｣

🦍｢へぇ、いいね！｣

｢でしょ！　えへへ、一緒に行きたいと思ってたんだよね〜｣

🦍｢それじゃあ一番よく見えるところを探そうか｣

｢えっ｣

🦍｢花火見るなら、いいところで見たいよね｣

｢で、でも、有料席とかじゃ……？｣

🦍｢ちょっと探してみるよ。まだ日にちあるよね？｣

｢そうだけど、高いよ……？｣

🦍｢はっはっはっ！　ゆめと一緒に行けるなら安いもんだよ！｣

｢ドズルさん……｣

🦍｢あ、浴衣とか着てく？　まだ予約とかしていないなら探そうか？｣

｢着てくー！｣

　そうして二人は、仲良く浴衣で花火大会に行ったとさ☆