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【黒子のバスケ】Assistant story

第2章 嗚呼素晴らしき夏休み






ジー…!ジー…ジジー!



蝉が今日も元気に鳴いている
そして体育館からは今日も気合いの入った声が…



「うおぁあ!?」



…否、悲鳴が響いていた



悲鳴の主は意外にも大坪
練習の始まる前の体育館で響いたその声で部員は振り返った



「だだ誰か!誰かこいつを退治出来る奴はいないか!?」



荷物を避難させながら指さした先にはゴキブリが



大坪さん良いガタイしてんのに虫ダメなのかよ!?
全員がそう思ったが残念ながらこの部には勇敢に立ち向かっていく者は一人も現れず、宮地や木村までも荷物を抱えゴキブリと対角線を維持するように距離を取りながら逃げている



「先輩方何逃げてんですかw良いガタイした男が必死に逃げて!」



「そういうお前は何なんだ高尾!!緑間の荷物持ってねえで退治しろ!!」



「いや無理っす無理言わないでください宮地さん!俺の手は一杯一杯なんすよ!」



「そうなのだよ」



「てめえ緑間ァ!!いい加減にしろパイナップル投げ…うおお移動したぞアイツ!?」



ゴキブリの移動と共に走る部員であったがそこに救世主が登場する



『何やってんすか?鬼ごっこ?混ぜてくださいよー』



着替えを終えたいづきが体育館にinしました。



「史上最悪の鬼ごっこの最中なのだよ。藍沢、お前確か…」



『…まさかゴキブリからみんな逃げてんすか?良いガタイした男が!』



その状況を見てゲラゲラと笑い出したいづきだったが次の瞬間笑止する事となった



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