第1章 迷い道での再会
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「なー真ちゃーん」
「やかましい黙れ」
「ひっでぇ!まあ話ぐらい聞けって」
秀徳高校バスケ部のダブルエース、緑間真太郎と高尾一成はいつもながらにチャリアカーに乗り、徐行運転で公園の横道を走行していた
「今日部活も早く終わったことだしストバスでもしてこーぜ。ジュース1本賭けてさ」
「そのくだらない提案をする暇があったらフォームの改善点でも考えたらどうだ。まあ勝つのは俺だが」
「ぶっはw結局ノってんじゃん」
そんな会話をしながら公園のバスケ場の横を通りすぎた時、緑間の目には藍色が映った
「高尾、俺は先に行く。リアカーを停めてこい」
「はぁ~?マジかよ…まあ良いけどさ」
物腐れる高尾をよそにチャリアカーを降りた緑間は藍色の元へと歩みを進めていった
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