第5章 MENさんの場合
〜♪ 〜〜♪
🌸「あ、着信だ……わ、久し振りの友達からだ!」
🌸「ってことで、ちょっと電話出てくるね〜、MEN」
🐷「ん? ……ああ、どーぞどーぞ」
ガチャ……。
🐷(随分話し込んでるな……? まぁそれはいいんだが……)
ガチャ……。
🌸「ただいま〜」
🐷「ただいま〜って、廊下で通話してただけなんじゃ?」
🌸「そうなんだけどさ〜」
🐷「……?」
🌸「MEN〜、私の席空けといて〜」
🐷「急になんだよ?」
🌸「急にMENの膝の上に座りたくなったの」
🐷「おいおい、なんだよ……」
🐷「いつでも空いてるけどなぁ?」
🌸「やったぁ、じゃあ座るね〜」
🐷「俺はこのまま建築してるがいいのか?」
🌸「いいのいいの」
🌸「私、MENの建築見てるの好きだし」
🐷「やっぱなんかあったよな?」
🌸「な、なんでもないってば……」
🐷「さっきの通話とか?」
🌸「ま、まぁ、そうといいますかなんといいますか……」
🐷「言わないとここから退かすが」
🌸「うっ……」
🌸「きょ、今日はちょっとだけこうさせて? お願いだから」
🐷「はははははっ」
🐷「冗談だよ。今日だけと言わずに、明日も明後日も」
🌸「もう……そういうところ、イケメンなんだから」
🐷「その言い方、俺がいつもイケメンじゃないって言いたいようだなぁ?」
🌸「そんなつもりじゃないよ〜」
🐷「そういうやつは……こうだ!」
🌸「わ、ちょ、MEN!? くすぐりは……わ、アハハハハハ、やめ、やめてってば!」