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《赤井夢》Happiness{R18}

第49章 酩酊 ✴︎







「シュウがおかしい…?」


注文した料理と飲み物を味わいながら
私は赤井さんのことをジョディさんに話し始めた。



『おかしい、っていうか…私が赤井さんの住まいに
週末泊まりに行っているのはご存知ですよね?』

「えぇ。シュウから聞いてるわ。」


『それで…その……最近シテなくて…』

「してないって……SEXのこと?」

『っ…』



言葉にするのは恥ずかしくて、私は黙ったまま頷いた。



赤井さんは先日私が怖い目に遭ったことに遠慮して
その時の心の傷が癒えるまで私に手を出さないと言ってくれていた。


でもあれからすでに1ヶ月も経っているし
私はもう大丈夫なんだけど……


赤井さんはまだ気にしているのか
キスはするけど、ずっと体を重ねていないままなんだ。

以前は週に一度は必ずシてたのに…




ジョディさんに詳しく話し終えると
彼女はなぜかクスクスと笑っていた。





「へぇ、あのシュウがね〜
ふふっ。愛されてるわね、美緒?」

『うぅ…恥ずかしいから笑わないで下さいよ…』

「あはは、ごめんなさい?
真剣に悩んでる美緒が可愛いからつい、ね?」




全然可愛くなんてないと思うんだけどな…

ただ私が欲求不満なだけみたいなんだもん…。






「じゃあ美緒から誘ってみればいいじゃない。
シュウも喜ぶんじゃないかしら。」

『さ、誘っ…!?無理ですよそんなの!
私からなんてしたことなくて…!!』

「そう?
じゃああなたの気持ち、素直に伝えるしかないわよ?
シュウが1番恐れているのは美緒に嫌われることだから
嫌じゃない、ってちゃんと話さないと。」





ジョディさんの言う事は最もだ。

でも私だって赤井さんに嫌われるのが怖いから
そんな事を言っていいのか分からなくて
この1ヶ月間、ずっと悩み続けている……





「シュウなら絶対大丈夫よ。
美緒からシたいって言えば嬉しいはずだから!
私が保証する!!」


『そう…ですかね…?』




ジョディさんに言われると
何だか本当に大丈夫な気がしてきた…


明日赤井さんと会う約束してるから
その時に話してみようかな…?



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