第40章 恋慕　　✴︎

赤井さんは泣いている私の顔を見つめると
頬に手を這わせ、指で涙を拭った。


「美緒…
お前が死なずにちゃんと生きていて
今、俺の腕の中にいるんだと…実感させてくれ。」


『はい……いっぱい…して下さい…』

「最初からそのつもりだ。」

『っ、あっ…んんッ！』



私の返事を聞くと赤井さんは再び腰を動かして
激しく私のナカを突き上げた。



『ひゃっ…あぁ…っ、ん…！』

「美緒…っ…」


容赦なく奥の方を突かれ、あまりの気持ち良さに
意識がどこかに飛んでいきそうになっていると
キスで口を塞がれた。



「まだ飛ぶなよ…」

『あっん…！でも…はげし、くて……あぁっ…』




パンパン

ずちゅ…ズズッ…



私を求める赤井さんの動きは激しすぎて…


本当に……
身体が壊れてしまうんじゃないかと思うくらいだった。



「はぁ…美緒…っ…」

『あか、いさん……すき、です…』

「っく…そんな顔で言うな…ッ…」




荒い息を吐きながら、眉間を歪めている赤井さんには
いつものクールで余裕のある感じは全く見られなくて
ただただ快感を求めて腰を打ちつけているようだった。





「美緒…イク…っ」

『イッて、くださ……ぁっ…！』

「っ…出すぞ…ッ…」




避妊具越しに精液を出している赤井さんは
私を抱き締めながら荒い息を吐いていた。





「美緒…これからもずっと…俺のそばにいろ。」

『は、い…ずっと一緒に…いたいです…』





いつもの命令形が出て、やっと赤井さんらしくなった気がした。



でも今回は私のせいで怖い思いをさせてごめんなさい…



そんな謝罪の気持ちを込めて赤井さんの頬にキスをすると
唇に甘くて熱いキスをされた。