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江戸でおむすび屋さん始めました!

第4章 愛情いっぱい塩むすび


まず、お店を開店するに向けてチラシ作りも行わないといけない。これが厄介で一枚一枚手作業でチラシを作ることになった。私のいた時代ならコピー機ですぐに終わるのにこの時代はそうもいかない。このチラシ作りだけで三日はかかってしまった。チラシを作り終えたら宣伝のために町を練り歩いた。また、掲示板にもチラシを貼らせてもらい、お客さんの目に留まるようにした。
そうした甲斐もあり、噂はすぐに広まった。そしていよいよ明日はお店を開店する。お店が軌道に乗ってきたらアルバイトの人を雇おうと思った。

私のお店では女性達が活躍できる場にしたいと考えていた。
お店の掃除も行き届き、ピカピカになった。お米の用意も準備万端だ。そしてこの日のうちに江戸で大きな市場で食料も買ってきた。
果物の飲み物は果物を手作業で潰してすり鉢に入れて擦ったものを提供するつもりだ。この時代にジューサーもないし、ミキサーもないから全部手作業。でもそのおかげで逆に果物の食感が残っていい感じとなった。

「明日はいよいよお店の開店かぁ。」
この日から私はお店の裏の住居で寝泊まりする。今までは吾郎さん達の所で世話になっていて三人で暮らすの楽しかったなと思った。でも、いつまでも世話になるわけにはいかないのでこれでいいんだと思った。一人で布団に入るとなんだかもの寂しかったけど、これからはこの生活に慣れないといけないなと思った。

明日はお客さんがいっぱい来てくださりますように。
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