第29章 5回戦

そして翔陽のスリーが決まり、スコアは11対0となる。

彦「もう6分はノーゴールですね、はやり翔陽はとんでもなく強いということですか！？」

田「うむ…翔陽は強い…。だが湘北も強いハズだ、うちとやった時はこんなもんじゃなかった」

あなた「もう肩で息してる…」

湘北は全員が肩で息をしていた。
ボールもスティールされ、花形にボールが渡る。
赤木にフェイクをかけかわしたが、流川によってボールはカットされる。

バシッッッ
ダムッッッ

彩「よーし、行け！流川！」
木「1vs3だぞ！フォローまわれ！」

宮「流川待てっ！！」

永野「あの野郎、1vs2でも突っ込んでくる気か！？」
高野「1年坊が！！」

あなた「楓…！いっちゃえ！！」

流川は仲間を待つことなく、2人に突っ込む。
永野と高野は同時にブロック体制に入り飛ぶ。

バッッッッ

永＆高(たたきおとしてやる…！！！)

スッッッッ
ひょい

スパッ

流川は2人の間から手を伸ばし、シュートを決めた。
会場からはどよめきが起こる。

「なんか空中で色々動いたぞ…！？」「湘北にとんでもねー奴がいる！！」

親衛隊「ルカワ！ルカワ！」

花「てめぇ！個人プレーにはしりやがって！」
宮「入ったからいいけど、今のはオレたちを待って3vs2で行くところだろ！？」

流「全員動きがガタい。パスが出せねー」

「「「「なっんてナマイキなヤローだ！！！！！」」」」

木「なにやってんだ！ディフェンス！きたぞ！」

「「「「おおう！！！！！」」」」

あなた「………ふふっ」ｸｽｸｽ
あなた(これでいつものみんなに戻るかな？)

そこから湘北は赤木や花道のブロックが炸裂し、流川によって点も入った。

田「1年にしてすでにこれほどゲームに影響力を及ぼすプレイヤーはそういないだろう…奴はとてつもないスターになる…そんな予感がする…」

彦(流川くんおそるべし…わいにはあんな身長も素質もない…一生かかっても流川くんのような選手にはなれへんやろ…165cmのわいには…)

そして高さが揃う翔陽の中で宮城は小さく、簡単に上からのパスを許していた。会場内もミスマッチだ、と思う輩も出てきていた。
だがそんな中リョータは、花道に素晴らしいアシストを出す。

「なんてパスだ！」「まさに電光石火！」「すげえ！」