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お人好しは何かと巻き込まれる【R18】

第11章 エキドナのまじない


バンッと大きな音を立てて部屋に
入ってきたのは今一番会いたい
フォルトだった。

「ルア!」

「フォルト!」

部屋の状況を見て3人の首筋に手刀を
放ち気絶させる。

「ルア!大丈夫か?
一体どうしてこんな事に」

「フォルト!良かった。ごめっ
…」

ポロポロ涙が溢れる。
その時、左手の甲に光る印を
フォルトが見つける。

「それは、まさか誘淫の印?
なんでルアに!?
とりあえずこいつらは外に…」

フォルトは三人組をポイポイと
部屋の外に放り出し鍵をかけ
部屋とルシアリア自身に二重の結界を張った。

「これで他の奴らには影響は
ないはずだ」

「フォルトは?」

「俺は…俺もルアに優しく
してやれそうにない。結界を張ってる
のにこの効力はおかしい。
だから、別の部屋に行くよ」

フォルトは余程我慢してるのか
額を抑え込む。

「フォルト…っ」

どうするのが正解かわからず
涙が溢れる。

「ルア、そんな涙目で見るな
抑えが効かなくなる」

「フォルトならいい。フォルトなら
何されてもいいよ!」

「くっ、ルア…お願いだから…
煽らないで くれ…」

左手の甲に印が光り、効力が
強まっているようだ。

フォルトも我慢出来ずにルシアリアを
ベッドに押し倒す。

「はぁ はぁ はぁ 本当に…
…いいのか?」

気力で欲望を抑え込んでいるのか
冷や汗をかいて息が荒い。

少し恐かったがフォルトになら
何をされても…例え殺されても
いいと思った。

「うん!フォルト…きて…!」

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