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お人好しは何かと巻き込まれる【R18】

第8章 ちょっとイジわる(後編)


「で、何があってここまで
連れてこられたんだ?
自分で来たわけじゃないだろ?」

ベッドで隣同士座りながら
成り行きを尋ねる。

「えと…お使いでオキメ村に来た
帰りに酒場から怪我したリヒターが
飛び出してきて助けたら…」

「人狼族は情に弱いからなぁ…
そこで気に入られて話を
聞いてもらえずここまで
来たのか…」

「すごい!その通り!」

はぁ と溜め息をついてフォルトは
ルシアリアを抱きしめる。

「隣町で依頼報告してたら
ルアの印が急に人狼族の
集落に移動したから焦った。
今、和平するかどうかの瀬戸際だから
変に攻め込めないし…
ギルドに和平結んでくるって許可を
もらってすぐ来たんだ」

「うん…心配かけてごめん」

「心配するのは一緒にいない時は
いつもの事だから気にしなくて大丈夫。
それよりトラブルに巻き込まれない
ように気をつけて!」

「いや、巻き込まれるつもりは
ないんだけど…ごめん」

抱き合ったままベッドにゴロンと
横になる。

「ごめん は、もういらない」

「なら……ありがとう。大好き!」

フォルトの胸に顔を押し付けて
ギュウーと抱きしめ返す。

「俺も、愛してる」

チュと口づけを交わし、何度も繰り返し
深くなっていく。

「んっ ふっ んんっ」

フォルトの濃厚な口づけに
翻弄されていくルシアリア。

フォルトが忙しくこうしてゆっくり
会えるのも数日ぶりだ。

口づけを楽しみながら片手で身体を弄り
ルシアリアの感じるところを撫でていく。

「リヒターにどこまで触られた?
まさか最後までいってないよな?」

ルシアリアの服を脱がしながら
何か跡が残ってないかの確認も
していく。

「わっ んっ、うん!
最後までいってないよ。
ちょっと…触られた…だけ…」

「ふーん。ならどうしてここが
こんなに濡れてるの?」

下肢に手を伸ばされ下着も脱がされる。
そこは先程の刺激で湿っていた。

「それは……」

戸惑って言い淀んでいるとフォルトは
ニヤッと笑いルシアリアを四つん這いに
させた。


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