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お人好しは何かと巻き込まれる【R18】

第1章 スライムの好物


田舎で弱い魔物しかいないので
ダンジョンには誰もいない。

薄暗い洞窟の中をこの世界では誰でも使える
生活魔法のライトで照らしながら進む。

始めは草もなく魔物も見当たらなかったが
奥に進んで行くと、空気が少し湿っぽく
なってきてスライムを見かけるように
なってきた。
スライムは子供でも倒せる弱い魔物。

ルシアリアは倒す事はせず、薬草を目指してどんどん奥へ進む。

30分程歩いたくらいだろうか。
ルシアリアは何かに躓き転んでしまった。

「いたぁ。何?」

足元を見ると数匹のスライムが纏わりついていた。

「なんだ。スライムか。もぅ!あっち行って!」

そう言って足をバタバタさせると
何匹かは取れたが、残りはなかなか
取れない。
そうこうしてるうちに取れたスライムが
また寄ってくる。
ルシアリアが何度剥がしても寄ってきて、
さらにスライム達が集まってきて
気づいたらたくさんのスライムに
囲まれていた。

ヤバいと思った時にはもう遅かった。


「やぁもう!何なの?」


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