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お人好しは何かと巻き込まれる【R18】

第2章 幼馴染から…


「ルアが小さい頃からずっと好きだ!
…おまえを守れるくらい強くなろうって
村を出て、やっと帰ってきた
と思ったらいないし。
マジ焦った」

「フォルト…」

ルシアリアは信じられない気持ちでいた。
ルシアリアだって子供の頃からずっと
フォルトが大好きだった。
いつまでもずっと一緒にいるものだと
思ってたのに13歳の時に急にいなくなって
この5年間一度も村に帰ってこなかった
からもう会えないのではとさえ
思っていたのだ。

何も言わずルシアリアは自分の頬を
引っ張る。

「ルア!?ちょっ!何して」

突然の行動に慌ててルシアリアの頬を
引っ張っていた手をフォルトが離した。

「ははっ痛い。夢じゃない」

「バカ!夢なわけないだろ。夢だったら
せっかく会えたのに俺が困る」

頬から離した手をそのままお互い
握りしめた。

「うん。私もフォルトが好き。大好き!」

二人共顔が赤くなってるがお互い様なので
気にしない。
小さい頃からの気持ちが通じ合って
嬉しさが溢れてくる。

フォルトがそっとルシアリアを抱きしめる。
二人共心臓の音が大きく重なる。
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