第7章 scene7
scene7
「亜夢 起きろ。」
「むりぃ」
「…襲うぞ」
「さっむ。何。なんの用?」
「……。」
「えぇぇ…こわぁ。何なん」
「はぁ…合同捜査の話が来ている」
「え。何処と?」
「………」
「いやその顔見れば分かるわ。“クソ”BIって言っといてあげる。腹の虫納めてや」
「ああ。」
(1時間後)
「誰このイケメン」
「赤井秀一」
「お前が“赤”無理な理由この人か。」
「ほぉー。色々喋ってくれているようだな」
「……」
「ああ、お気になさらず。この人大体こんな感じで自分も4徹余裕なんで言葉遣い荒くてすんません。」
「いや?抑、レディに徹夜をさせるなど…宜しければ今夜ディナーでも如何ですか?その後ゆっくり眠りましょう?」
「は?…話しちゃうやん。めっちゃええ人やで?どゆこと?」
「……黙秘する」
「お仕事、凄く良くなさっているそうですね?同僚からも頼りにされているとか。貴方さえ構わないのであればFBIに来て欲しいくらいだ。」
「…あー、それは条件次第?」
「おい」
「先ず徹夜は無いですね。呼び出しが有るのは同じですが。バディを組む事になりますので、貴方には2人も居れば充分こなせるでしょう。」
「中々の好条件。」
「おい」
「賞与も此方の2倍で如何ですか?」
「えぐい。早速手続きを!」
「お前真っ先に詐欺に捕まるいい手本だぞ」
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