第13章 愛の花を咲かせよう
「さっとしくぅ〜ん♪明日はぁ、な・ん・の・ひ・だぁ♡」(←笑)
俺は、夕飯の片付けが済んで、リビングで寛ぎながら雑誌を読む智くんの背中に
ハタから見たら鬱陶しいことこの上もないであろう醜態(笑)を晒しながら抱き付いた
「んん〜………給料日。」(←笑)
「……いや、そうだけども。」
「あ、そうだ!何かの集金がなかったけか?」(←発想が主婦)
「……いや、町内会の臨時の会費の集金があるけども。」
「だよねぇ?忘れない内に用意しちゃおうっと」(←てか、嫁?)
「いや、もう俺が用意してあるけども。
…って、そうじゃなくてッ!!(泣)」(←ツッコミ遅。)
「うふふ、解ってるよ(笑)」
智くんは、自分をギュウギュウ抱き締める俺の腕にそっと手を添えると
智くんの背中に張り付いている俺を振り向いて見て、にっこりと微笑んだ
「明日は、翔くんのお誕生日だよね?」
「そうっ!!そうっすッ!!!////」
「んふふ///」
智くんはそのまま、俺の腕の中で器用に体を反転させると
きゅっと可愛らしく俺に抱き付いた