第14章 live=love!
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智くん
智くんどうして…
『俺ら、あんな盛りまくった性欲バカに嫌気が差したんですよ
ねぇ、智♡』
…どうして…
『……………僕、しばらくの間…………二宮くんちで、暮らす////』
どうしてなの…
薄ぼんやりと霞む意識の中で
ニノと智くんの言葉が繰り返される
『あんな盛りまくった性欲バカに嫌気が差した』
智くん…
…えっちすんの、本当は嫌だったの?
『僕、二宮くんちで暮らす』
智くん…
…俺との暮らしが嫌になっちゃったの?
…智くん…
…智、くん…
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翔「……………ずでなぃで。(泣)」
松潤「人って寝ながら鼻水垂らして号泣出来んだな。」
翔「……………ゔるぜー。(泣)」
涙で霞む視界に、松潤の濃いぃ顔が見えたと思ったら
早速馬鹿にされた
俺は泣きすぎた所為なのか、若干クラクラする頭を片手で押さえながら起き上がった
翔「…………」
起き上がって床に胡座をかいて座り直して部屋を見渡すも
部屋の中には
腕組みしてどっしりと(我が家で一番高級な)ソファーに腰掛けている松潤と
壁に向かって項垂れて正座している相葉ちゃんの姿しか見当たらなかった
翔「ニノと…………………智くん、は?」
松潤「居ないよ。
二人でニノんちに帰った。」
翔「…………」
残酷な台詞をサラッと口にする松潤の後ろで
「がふっ」と相葉ちゃんの鼻が悲しげに鳴って
俺はソレを聞きながら、相葉ちゃんと同じ様に頭をかっくしと下げた
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