第14章 live=love!
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翔「ただい…………ま。」
よれよれになってたどり着いた家の中に入って、つい癖で“ただいま”と言ってしまう俺
だけど当然、誰からの返事もない
翔「……………智くん(泣)」
俺は、靴も脱がずに玄関にしゃがみ込んで両脚を抱えた
翔「……智くん……なんで……俺、なんかしちゃったの?」
なんか…
翔「………………………うふ///」(←昨夜のえっちを思い出した)
いやいや、にやけてる場合じゃないし(汗)
翔「うぅ〜ん……解らないなぁ……智くん、俺が何しても何を言っても怒ったコトなんか無かったしなぁ……」
考えてみたら、智くんがあんな風に声を荒げるのを聞いたのも、今日が初めてだった
智くんは、何時でもどんな時でも穏やかで
俺と一緒に居るとき、何時もニコニコ笑って居た
翔「………もしかして、無理してたのかな?」
いくらおっとりしているからって
何事にも腹立たしく思ったりしない人なんて居ないんじゃないだろうか
ましてや、一緒に暮らしていれば色々目に付く事だってあるだろうし…
…もしも、そう言う鬱憤だったり蟠りみたいなものを、口に出さないでずっと我慢していたのだとしたら…
(それがキッカケで浮気に走っちゃったとか…?)
翔「うぅう……智くぅん……俺以外のおち(ぴー)を突っ込ませちゃったりしたの!?
そんなの嫌だようっ!!(泣)」(←結局ソコなの?)
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