第13章 愛の花を咲かせよう
「はぁっ……あぁ、ん////」
僕らのマンションの
僕らのベッドの上で
僕の、最愛の人が
僕の、最大級の愛を受け入れて
謳い、躍る
「んっ……はぁっ……智くん、この体勢……辛くない?///」
僕らが出逢って
一緒に暮らし初めてから
半年余り
僕の愛しい恋人は
僕の掛け替えのない家族になった
「ぁ、ぁっ、……へいき……き、もちぃ………ぁんっ////」
同じ性を持つ僕らが
同じ姓を持てる日が来るなんて
正直、僕は想像もしていなかった
それを
今日と言う日に
こんな素敵なサプライズに変えて
僕に贈ってくれた
愛しい愛しい君
「……智……愛してる……愛してるよ……」
僕からの
変わらぬ愛を込めて
何時までも消えない印を
今日も、そのカラダに刻もう
「はあっ!!……あ、ぁぁ……///」
「………痛い?」
「ん〜ん…………嬉しい////」
何時か、君と交わした約束の証を
何時までも
永久に君が、僕のモノだと言う印を…
「うふふ………なんかさ、コレ……桜の花にも、見えるね////」
「そうだね……“桜”は、俺ら2人のマークだし…ね?////」
「………うん////」
僕が付けた
二つの赤い痣を
君が
愛おしげに指で辿る
そんな君の、細く長い指に
自分の指を絡めて
僕は、君のそのカラダに
見えない僕の証を刻み込むように
再び
深く、深く
僕の愛を打ち込み始めた