第13章 愛の花を咲かせよう
「Σ!!!!?」(←只今ムンクの叫び中)
「詳しい事は解らないけどさ、松岡さん今朝
“大野に呼び出された”
とか言って、早々に店を出ていそいそどっかに行っちゃったんだよね」
「Σ!!!!!!!!」(←白目剥いてます)
「あ、やべ、そろそろ戻らなきゃ……じゃあな、翔くん」
最早、人様に見せてはならない形相と化した俺に
「まあ気にすんな」
と、天地がひっくり返っても無理な事を言い残して、松潤は去って行った
「…………」
暫し、呆然として、松潤に渡されたプレゼント片手に固まる俺
「…………………嘘だ。」
俺は呆然となりながら、ブツブツと独り言を言った
「そんな…
そんな訳ない…
松岡さんと会ってる?
しかも、智くんから誘ったって?
有り得ないっしょ?
だって、前に会ったとき襲われかけたんだよ?
有り得ないっしょっ!?
有り得な…………あり?(汗)」
気付くと、松潤に貰ったプレゼントの包み紙がビリビリに。(←独り言を言いながら無意識に破っていたらしい)
俺は仕方なく、ビリビリになった包装紙を剥がして中からプレゼントを取り出した
「…………………嘘だ(汗)」
俺は、上品な包み紙からは想像出来ないような
全面ウロコの様な金色の物体で覆われたチャラいサングラスを片手に、また独り言を言った