第3章 in 初デート(顔合わせ時のみ保護者付き)
智「はじめまして、大野智です」
翔「は、はじめまして、ささ櫻井翔です///」
その日
約束の時間、約束の場所で
俺は、松潤立ち会い(笑)の元
智くんとの初対面を果たした
智くんは、想像していた以上に
…とっても、綺麗な人だった
艶やかな黒髪の、前髪を長めに垂らしたその間から覗くたれ気味の眼が、とっても優しげで
小さめのふっくらとした唇が、スッと通った鼻の下で、赤く艶めいている
小柄で華奢なカラダにラフなTシャツとデニムを纏ったその首元には
綺麗な鎖骨の形に添うように、細いチェーンのネックレスが控え目な輝きを放っていた
(……や、やややばい………超好みかも////)
男性であるにも関わらず、どストライクな容姿の智くんに見惚れていたら、松潤が俺の肩をポンッと軽く叩いた
潤「じゃあ、俺はコレから彼女とデートだから。
後は一人で頑張れよ」
翔「えっ!?///」
智「松本さん、わざわざ有り難う御座いました」
泡を食う俺の向かい側で、松潤に会釈してお礼を言う智くん
(てか、笑った顔が超絶可愛いんですけどっ!?////)
潤「……じゃあな」
可愛すぎる智くんに見惚れ、早速ヤられまくっている俺をちょっと心配そうに見てから
松潤は颯爽と駅の中に消えて行った